令和7年度開校予定

介護福祉士とは

 介護福祉士は国家資格です。身体が不自由な高齢者、および身体や精神に障害があるため日常生活を送るのが困難な人の、身辺の介護から毎日の健康管理まであらゆる生活の支援をしながら、利用者様のご家族に対し、介護に関する相談や指導も行います。近年では高齢者や障害者等の生き方全体に関わる仕事という立ち位置で、介護目標や計画の立案能力も求められます。最も需要が高く注目されている仕事です。

介護福祉士という仕事

 おもに利用者の自宅に訪問、特別養護老人ホーム・身体障害者施設など社会福祉施設の介護職員として、身体介護や生活支援を行っています。また、要介護者の家族から相談を受け、介護方法などのアドバイスも行います。また、高度な専門知識と技術を有していることから、現場でもリーダーとしての役割を果たします。

介護福祉士の将来性

 超高齢化社会の日本において需要が伸び続けている仕事といえます。介護の民間資格も増加していますが、その中で介護福祉士は唯一の国家資格であり、介護に関わる職種の中心的役割を担っています。そのため、今後更に重要な仕事となっていることが見込まれ、将来性は非常に高いと言えます。

介護福祉士としての自立

 ここで学ぶことは、今後広がりを見せる介護・福祉分野をバックアップするという大切な役割を担っています。
 介護についての概論や保険制度についての知識から始まり、介護福祉士に必要なあらゆる知識を基礎から修得し、演習を通して実務能力を身につけ、介護の知識がない人でも修了後にはすぐに現場で仕事ができるよう、やさしくわかりやすい指導で、確実に実力をつけていきます。 介護・福祉を初歩から学び、実務者研修も取得。国家試験合格をめざします。
介護福祉士実務者の称号を取得
します。
 卒業後は、福祉施設・病院・診療所・など幅広い活躍が期待されます。現在、わが国は、老齢人口の増加に伴い、長寿高齢化社会に直面しています。これからますます増加の傾向が強くなると考えられています。
 このように、誰もが迎えつつある高齢化社会に迅速に対応していくため、高度化、複雑化する介護スペシャリストの養成コースです。

人間的内面からの確立

 相手の立場になって考える「思いやる心」は、どの仕事でも、誰にとっても必要な心構えです。とくに、患者さんやそのご家族、小さな子どもからお年寄りまで、様々な人と接することになる福祉や医療の現場では、どこまで相手の気持ちに寄り添うことができるかが大切になってきます。
 介護福祉士実務科では、介護の基本に関することはもちろん、マナーや言葉づかい、人間関係とコミュニケーションに関することまで患者さんの立場にたち、幅広く学ぶためのカリキュラムを用意。思いやる心をもって人と接することのできる豊かな人間性を育むと同時に、福祉の現場に必要不可欠な実務能力や知識・技術の習得を目指します。

教科科目


基礎科目
人間の尊厳と自立
こころとからだのしくみ
人間関係とコミュニケーション
社会の理解
介護の基本
コミュニケーション技術
専門科目
生活支援技術
介護過程
介護総合演習
介護実習
発達と老化の理解
認知症の理解
障害の理解
医療的ケア
関連科目
料理実習 レクレーション パソコン演習

在留資格「介護」

 介護福祉士実務科を卒業すると、在留資格がもらえるので働きながら日本での定住が可能です。
          

熊本県介護福祉士修学資金

 介護福祉士の資格取得を目指す方に対し、修学のための資金を無利子で貸し付ける制度です。介護福祉士登録後、熊本県内の施設等で指定業務に5年間従事すると、返還が免除されます。 
                 熊本県社会福祉協議会


■ 介護福祉士実務科シラバス(PDFファイル)